妻の浮気による離婚。夫が親権を得る為の行動
妻の浮気・不倫による不貞行為が発覚し、離婚。そういったケースも珍しくもありません。
そこで必ず問題になってくる事は、「親権」の問題です。例え、妻の不倫による不貞行為であった場合でも、父親である夫が親権を得にくいのが現状です。
夫の方に落ち度が無いとは言え、妻に浮気をされた上、子供を連れていかれてしまうと大きな精神的苦痛を受ける事となるでしょう。
妻の不貞行為による原因での離婚であっても、何故親権を得にくいのか?浮気・不貞行為はあくまでも夫婦間の問題であり、子供との関係の問題ではないからです。
例え妻が浮気をしていたとしても、妻側がきっちりと家事・育児を行い、妻と子供の関係が良好である場合は、妻に親権が渡ってしまう可能性が大いにあり得ます。
親権をどちらに渡すか、調停・裁判による客観的な判断ポイントとして、以下の様に挙げられます。
- ・子供への監護に対する意欲や、子供に対する愛情の程度
- ・監護者の健康状態
- ・監護者の監護能力があるかどうか。
- ・監護者の経済状況。
- ・居住環境や、教育環境
- ・親族や友人等の援助の可能性があるかどうか。
等が挙げられます。一番は子供が最適な環境で育つ事が重要でありますので、子供側の環境として、兄弟・姉妹の関係、心身の発育状況も判断基準となります。子供がある程度成長していて、判別が付く年齢であれば子供の意向が尊重されます。子供が15歳以上の場合は、子供の意向を聞く事を法律上義務付けられています(家事手続法152条2項)
ずばり、夫が子供の親権を得る為には、日頃の家事・育児を積極的に行う事が重要です。
また、妻の浮気を予め証拠としてきっちりと押さえて「育児を放棄し、浮気をしている。」という事が調停・裁判で証明できれば、「妻が子供を蔑ろにした」と判断され、夫にとって非常に有効な証拠となります。妻の不貞行為の証拠をご自身で押さえる事は容易ではありません。夫が仕事を休み、妻の浮気の証拠を集めるために奮闘してしまうと、家事・育児・労働を怠っていると判断されてしまう可能性もあります。多少費用が発生しますが、将来子供と一緒に過ごす為の資金として探偵に調査を依頼するのも有効な手段と言えます。
アーネスト総合探偵事務所では、パートナーに浮気され、親権問題等でお困りで心身供に疲弊しているお客様の問題を、解決に向けて全力でサポート致します。真剣に子供と一緒に居たいとお考えであれば、是非ご相談下さい。
